【タイトル】EDEN 【ジャンル】メタル(インストロメンタル) 【 作曲 】hal 【 出典 】オリジナル 【URL 】http://k0412106.sakura.ne.jp/  …愛する人がいますか?たとえその人が別の誰かを愛していても、その人を好きでい続けられますか?   この曲は「楽器」の勉強をしようと思ったことがきっかけで作った曲です。僕が今まで苦手意識があって、使ったことがなかった楽器「 ギター」をまずはじめにやってみようと思い、それならば付随して、ベースとドラムの勉強も一緒にしようと考えて、この3つの楽器につい て調べてみたのです。  つまりこの曲のメインは「ギター」「ベース」「ドラム」であって、これら3つの楽器に関しては実際に演奏が可能であるように作ってい ます。…そのつもりです。音域とか。  さて、楽器の勉強ついでに、HR/HMというこれまで聴いたことのなかったジャンルを聴いてみました。イメージ的にロックもメタルも似た ようなものでしたが、実際聴き比べてみるとこの二つのジャンルが全然違うものであることが分かりました。僕個人的にはメタルが気に入 りました。メタルにもいろいろありまして、正統メタルやら、ブラックメタルやら、ジャーマンメタルやら…最もインスピレーションを得 たのはRhapsodyというシンフォニックメタルのバンドからです。 まるでRPGのような壮大なストーリーと、本物のオーケストラを使った映画音楽のようなメタルは、ものすごくかっこいいです。 ちなみに、この曲のバスドラムの雰囲気はRhapsodyの影響です。  では曲の説明です。本当は歌にしたかったのですが、レコーディングが間に合わなかったというか、歌い手がいなかったというか…この 際インストロメンタルということで発表しましたが、それでよかったと思います。今回はギターに目立って欲しいので。  曲にはストーリーがあります。↓ 1 全てが敵、全てが苦しみ、全てが悲しみ、この世界に僕は居る。   苦しみもがき、僕は逃げてゆく。けれど悲しみはどこまでも僕を追いかけて、僕は泣く。 2 そこに現れたのが、君だった。君は夜闇に照らされた光だった。君は地獄に差し伸べられた、一本のはしごだった。君が居るから、僕 は生きていける。僕の生きるこの世界に、君は必要な存在。君が居なければ僕は死んでしまう。 3 だから僕は強くなれる。だから僕は立ち上がれる。君が笑顔で居る限り。君がこの世界に居る限り。僕はこの世界で生きてゆける。 4 でも君は僕を知らない。君の世界には僕は居ない。君は僕なしでも生きてゆける。僕が居ないから、君は純粋でいられる。僕が居たら きっと、君の世界は濁ってしまう。君が必要なのに、僕は君を求められない。僕を苦しみがまた追いかける。 5 君に迫り来る敵がいる。君の笑顔を奪おうとするものが居る。君が笑顔を失うほど、僕の世界は再び闇に覆われて行く。僕だけが、君 の苦しみに気づいている。だから僕が救おう。だって、僕には君が必要なのだから。 6 僕は戦う。たとえこの身が引き裂かれようとも、立ち上がる。 7 悪魔がささやく。「やめておけ。たとえお前がどれほど叫んでも、その声は君に届かぬ。たとえ君を守っても、君はお前に感謝しない 。たとえお前が君のために死んでも、君はお前の存在に気づきもしない。無駄だ。無意味だ。お前はただ、惨めに死んでゆくだけ」 8 君は僕を苦しみから救ってくれた。僕の世界に光をあててくれた。だから…ただ僕は、君という存在に恥じぬよう、救われた僕自身に 恥じぬよう、生きて行こう。たとえこの身が引き裂かれても、君のために戦おう。 9 僕は戦う。たとえこの身が引き裂かれようとも、立ち上がる。  これは作曲する前に場面場面のイメージを書いていたものです。この曲の一つ一つのフレーズには以上のような意味があるのです。  抽象的に表現していますが、要するに「恋愛」がテーマです。  好きな人にすでに恋人がいる苦しみと、それでも愛しているのだという強い気持ちを表現しています。  さて、今回はオリジナル曲での参加です。元ネタがないだけに面白くないかもしれませんが、なにとぞ評価のほど、よろしくお願いしま す。                            平成18年3月5日 23:25